100211 キム・ヨンジャ

ほんとは写真を撮りたかったけどまさかね。しかたなくネットから拝借しました。

 

 幕が上がるにつれてひとつの世界が広がっていく。歌謡ショウというのに昨年まで行ったことがなかった。華やかである。キラキラ輝いている。こんなのに行く人の気が知れんなんて見下したようなことを言った人がいたが、そんなにカッコつけんで行ってごらん、と言いたい。私も若い頃は拓郎・陽水・さだまさし・小田和正などに出かけた。今思うと彼らのコンサートのおとなしいこと。暗いというほうがいいか。岡林信康が美空ひばりに憧れるのも分かるような気がする。

 1曲・2曲と歌が続く。2曲目の歌だけ名前を知っている。たしか「釜山港へ帰れ」といったはず。その後のあいさつの中で「全力投球」という言葉を使ったが、たしかにパワフルである。そしてなにより後ろ姿に色気がある。顔が見えない(暗い上に老眼が進んでいる)だけに迫力となって迫ってくる。というと後ろ姿だけ意識しているようだが、いやたしかに意識している。男だから。しかし、彼女も後ろ姿には自信を持っているようだ。曲に入る前には必ず(?)客席に背を向けて、ゆっくりと前を向いてから歌い始める。

 雰囲気は6月に博多で観た秋元順子に似ている。力強さではこちらが上だが。終わり近くになって客席に下りてくる。一人ひとりと握手しながら歌う。すぐ近くまで近づいてびっくり!思いのほか小さい。小さいというより可憐というべきか。家内も、あんなに腕が細い!と驚いている。それがなぜこんなにも大きく見えたのか。秋元順子に似ているといってすいません。きれいなかわいい顔をしている。それが歌っている時には大きくおおきく見える。その話を事務室ですると、図書の彼女が一言。「オーラがあるんですね」。

 せっかくのライブも最後でぶち壊し。歌い終わったキム・ヨンジャが挨拶をし、頭を下げているのに観客は我勝ちにと出口へ急ぐ。駐車場の混雑を避けようとしているのだろうが、幕が下りるまで待つのが礼儀だろう。アンコールの拍手をするのがこうした場合の決まりごとだろう。嫌な言葉だけど誰かが言った。「民度が低いね!」。納得している自分が情けない。