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お腹が満たされると、あとはほんとにゆったりと秋月の里を散策するだけ。歩きながら、ここは「秋月」という地名でずいぶん得をしているなと思う。漢字もいいし、アキヅキという響きもいい。いかにも静かで、古びた、ふるさとというイメージを与えてくれる。個人的な感じ方だが、やはり「中津」ではこうはいかない。
黒門茶屋のところを左に入る。古びた町並みを通り抜ける。途中、古道具屋をひやかし、道路の脇を流れる水路に置かれた小さな水車を動かしてみたり、そうそう、夢中になりすぎて胸のポケットに入れたデジカメを水の中に落としてしまう。もちろん私ではないですよ。そのデジカメ、奥さんのと言ってたが帰ってどう説明するんだろう。他人事ながら気になる。
そうこうしているうちにもうひとつの目的地、「眼鏡橋」に到着。秋月街道のすぐ横、野鳥川に架かる石造りのアーチ橋であり、日本で唯一花崗岩(御影石)が使われていることでも有名である。私の勤務する本耶馬溪町には8連の通称「オランダ橋」がある。毎日それを見ている私にはなんとも小ぶりな可愛い橋に見える。
その橋の反対側にある「月の峠」という手作りのパン屋さんで、幹事さんができたてのアンパンを買ってくれた。それを半分分けにして川沿いの石に腰かけて食べたのが、なんとも美味しかった。半分というところがみそである。食べ物といえばもう一つ。帰りにもう一度杉の馬場に戻り、長屋門で老人会のおばあちゃんたちが接待してくれた「抹茶と饅頭」を味わう。古びた長屋門にぴったりの古風なお嬢さんの接待。値段も300円。ほかのお店の半額。「お客さんの喜んでくれる顔がなによりです、という彼女の言葉と笑顔が心地良い。
素敵な一日でした。幹事さん、ありがとう。できたら次回もお願いしたいくらいです。